スペインの行き方と旅のおすすめ&注意ポイント


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スペイン語を公用語とする国はたくさんありますが、元祖はもちろんスペインです。ヨーロッパに位置するスペインは、南米や中米に比べると治安がよく、交通機関やホテルなどの施設も発達しているので、海外旅行に慣れていない人でも安心して観光ができます。今回はスペインを旅する上でのポイントをいくつか紹介したいと思います。




■スペインの行き方


まず日本からスペインへ行く方法ですが、直行便がないため、必ずどこかを経由して行くことになります(2016年10月19より成田からイベリア航空の直行便が就航されました。)。ヨーロッパを経由することが多く、ブリティッシュ・エアウェイズやエールフランス、オランダKLM航空、トルコ航空など多くの航空会社がスペインへ運行しています。

アジア経由だとエミレーツ航空、タイ国際航空、中国国際航空などがあります。またイベリア航空とのコードシェアの場合もありますが、日本航空や全日空も利用できます。どんな経由かを調べるにはDeNAトラベルエクスペディアなどの予約サイトで検索してみるとだいたいわかります。スペインへ行くルートや航空会社はかなり多いのに、日本からの直行便がないのが不思議ですね。

到着地はマドリードやバルセロナが多いですが、マラガやビルバオなどの地方都市へ行くこともできます。

所要時間は15時間~20時間ですが、乗継時間にもよります。


■旅のおすすめポイント


見所の多いスペインですが、いくつかポイントを絞っておすすめの場所を紹介します。

①バルセロナのガウディ建築


スペインの世界遺産でまっさきに思いつくのが「アントニ・ガウディの作品群」の1つサグラダ・ファミリアです。サグラダ・ファミリアは「聖家族教会」という意味で、1882年に着工し、いまだ完成していない建築中のカトリック教会です。1883年からアントニオ・ガウディが設計を引き継ぎました。ガウディは1926年に路面電車に轢かれてなくなりましたが、教会は引き続き工事が行われ、2026年に完成すると言われています。



バルセロナにはガウディの残した建築物がたくさんあります。

・カサ・バトリョ
・カサ・ミラ
・カサ・ビセンス
・グエル公園
・コロニア・グエル教会地下聖堂
・レイアル広場の街灯

バルセロナでガウディの作品巡りでもしてみてはいかがでしょうか?


②アンダルシアの白い村


アンダルシアはヒマワリ畑で有名なスペイン南部のエリアです。地中海に面しているので温暖な気候ですが、時には暑すぎるほど気温があがります。

そんなアンダルシア地方で訪れたいのが「白い村」です。白い家と細い路地で作られた小さな村は、都会の喧騒を忘れさせてくれます。地図を持たずに迷う混むのもいいでしょう。



この地方に白い村はいくつもありますが、特に有名な村はカサレスやフリヒリアナです。フリヒリアナはスペインで最も美しい村に選ばれたこともあります。

・カサレス
・フリヒリアナ
・オルベラ
・グラサレマ
・セニテル


③スペインの美術館


スペインはあのピカソを生んだ国です。美術・芸術と言えばフランスをイメージするかもしれませんが、スペインも負けていません。ピカソの他にダリやミロ、中世の時代だとエル・グレコやベラスケスがスペインで活躍しました。

特におすすめしたいのが、マドリードのソフィア王妃芸術センターにあるピカソの大作「ゲルニカ」です。ゲルニカの町がドイツ軍に爆撃された場面を描いた絵は、その迫力と大きさに圧倒されます。

同じくマドリードのプラド美術館にあるベラスケスの「ラス・メニーナス」、 フィゲラスにあるダリ美術館なども魅力的です。



スペインはアート好きの人にとっても見所の多い国なんです。


④イスラム文化と融合した建物


スペインは北アフリカに近く、一時期イスラムに支配されていたこともあり、 イスラムの文化と融合した建造物が残っています。

世界的にも有名なグラナダのアルハンブラ宮殿やコルドバのメスキータ(モスク)など、他のヨーロッパの国々とは少し違った外観や装飾が多く残されています。



キリスト教とイスラム教の文化が融合した町並みを意識して観光すると面白さも倍増するかもしれません。


⑤白雪姫の城と水道橋


マドリードからバスで1時間半の場所にセゴビアという町があります。世界遺産の町でもあるセゴビアはカスティーリャ地方に属し、ローマ時代の建物が多く残されています。

とくにおすすめしたいのは、映画「白雪姫」の城のモデルになったアルカサルです。とてもきれいな外観で、屋根や尖塔の青色がいかにも白雪姫にでてきそうな感じがします。



また近くにローマ時代の水道橋もあります。接合材を使わずに建てられたそうで、その技術と外観には見事というしかありません。

マドリードから日帰りで行けるので時間があれば訪れてみてください。


⑥ドンキホーテの風車


ドンキホーテはスペインの作家セルバンテスの小説です。主人公ドン・キホーテ・デ・ラマンチャが従者サンチョと馬のロシナンテを伴い、荒唐無稽な旅をするという物語です。「ラ・マンチャの男」というミュージカルがありますが、これは作家セルバンテスの物語です。

物語の中でドンキホーテが風車を竜と間違えて戦いを挑むというシーンがあるのですが、この風車のモデルとなったのがカンポ・デ・クリプターナとコンスエグラです。風車といえばオランダを思い浮かべますが、スペインにも風車があります。風車以外の見所はあまりなく、しかもアクセスしずらい場所にありますので、興味がある方向けですが。




⑥ビール


これは個人的な感想になってしまうのですが、情熱の国スペインというだけあって、夏はとても暑くなるので、ビールがすごく美味しかったです。ヨーロッパでは店の外にもテーブルがあるので、外で地中海を眺めながらビールを飲むなんてこともできます。またバル(スペインの居酒屋)でタパスやピンチョス(おつまみ)を頼みながら、お酒を飲むのもいいでしょう。スペインはワインも有名ですので、ビールが苦手な方はワインで乾杯するのもおすすめです。




■旅の注意点


①シエスタと食事の時間


シエスタとは13:00~16:00くらいまでの昼休憩のことです。スペインではこの時間帯にお休みをとる習慣があり、レストランや土産屋、観光名所など一旦閉めてしまうことがあります。田舎の方へ行くとお店が全く開いてないこともありますので、水や食料の確保などには注意しましょう。観光名所もその時間帯に開いているか事前にチェックしておくと安心です。

またシエスタの影響かスペイン人は夕食の時間帯が遅いです。日本での感覚でレストランへ行っても閉まっていることもあり、スペイン名物のフラメンコも22時以降の開始が多いので、こちらも事前チェックしておきましょう。

※最近はシエスタの習慣を廃止しようという動きもあるようです。


②治安


ヨーロッパの中でも比較的治安が悪いとされてきたスペインですが、観光客にとって体に危害が加わるような犯罪はそれほど多くありません。

旅行者にとって最大の被害はスリや置き引きです。以前は首絞め強盗の被害がよくあると言われていたスペイン(主にマドリード)ですが、最近は発生件数が減っているようです。スリや置き引きは注意していれば防げるので、所持品はしっかり管理しておきましょう。カメラ、コート、バッグなど一旦体から離れる可能性があるものは特に注意です。



旅行関係に限らず日常などで使えるスペイン語のフレーズを紹介します。 記事数が多くなるので、下記リンク先の記事一覧にまとめました。
もっとスペイン語表現を覚えよう(記事一覧)


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よく使うその他の短フレーズ
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なぜ、どれ、どれだけ、どのように(疑問詞)
~したいのですが(願望)、~できますか?(許可・依頼)
~する予定です(予定)、~しなければいけません(義務)
~があります、ここ、そこ、あそこ
~を知っていますか?、知りません、わかりません
■品詞、文法、活用
人称代名詞、人称形容詞、指示代名詞、指示形容詞
冠詞(定冠詞、不定冠詞)
男性名詞、女性名詞
動詞の活用(現在形)
動詞の活用(過去形・点過去)
動詞の活用(過去形・線過去)
動詞の活用(未来形)
動詞の活用(現在分詞、過去分詞)
動詞の活用(接続法)
動詞の活用(命令形)
比較級と最上級
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